回答:設置条件や測定条件によって、測定値は変わります。
現在ご利用いただける子機センサーは、防水性能や利便性を優先しているため、温度追従に時間がかかったり、周囲の気温とは異なる温度が測定される場合があります。機器の仕様により発生する事象であり、故障ではありません。
温度追従に時間がかかる原因は、子機センサーの回路基盤上半導体センサーと筐体の間に空間が存在することによります。現在ご提供している子機センサーは、筐体に穴をあけ、穴をGORE-TEX素材で塞いだ状態で空気を入れ替えて、回路基板上半導体センサーにて温度湿度を測定する方式を採用しています。
この方式により、防水性能としてはスプリンクラーなどの噴流から保護できる一方で、筐体内部の気温が筐体外部の気温となじむのに時間がかかる場合があります。このような事象は、温度が上昇してから、温度が低下する際に顕著に発生します(てるちゃんの温度測定値が実際の気温よりも高く表示される)。
また、子機センサーの設置状況によって、実際の気温とは異なる温度が測定されることがあります。これは、子機センサーの筐体が透明であるため、回路基盤上の半導体センサーに直射日光が当たることで起こります。子機センサーにできるだけ直射日光が当たらないようにするなど、設置方法を工夫してください。
ちなみに、一般的な気温測定方法としては、温度計を地表から1.2mほどの日陰(百葉箱内など)に設置することが適切とされています。